ドコモでんきは、電気料金の支払いでdポイントをためたい家庭にとって比較候補になりやすい電力サービスです。ただし、ポイント還元率はエリア、dカードの種類、ドコモ回線の契約状況、ガスセットの有無で変わります。
料金だけでなく、BasicとGreenの違い、燃料費等調整額や再エネ賦課金の扱い、対象エリア、現在のスマホ・ガス契約まで並べると、切り替え後の請求を読み違えにくくなります。
ドコモでんきの基本情報

NTTドコモの電力サービスとして見る
ドコモでんきは、NTTドコモが展開する家庭向けの電力サービスです。公式サイトでは、ドコモでんきの小売電気事業者はNTTアノードエナジー株式会社と案内されています。
電気の供給品質については、公式サイトで「今までと同じ送電網」で提供される旨が説明されています。契約先を変えても、送配電の仕組み自体を個別に変えるサービスではありません。
最初に押さえたい比較軸
ドコモでんきを比べるときは、電力量料金だけでは足りません。dポイント還元、支払い方法、対象エリア、Greenの月額加算、燃料費等調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金を分けて見る必要があります。
| 軸 | 見る内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 料金プラン | Basic / Green | GreenはBasicに月額500円が加わります |
| ポイント | dカード、ドコモ回線、エリア | 還元対象外の費用があります |
| 対象エリア | 住所と供給地点 | 沖縄電力エリアや一部離島は対象外です |
| 比較材料 | 検針票、月別使用量、契約アンペア | 年間使用量で見ると季節差をならせます |
ドコモでんきは「電気代そのもの」と「dポイント還元」を分けて見ると整理しやすいです。還元率だけでなく、還元対象外の費用も同じ表に入れましょう。
料金プランとdポイント還元

Basicはシンプルにdポイントをためるプラン
ドコモでんき Basicは、電気使用量に応じてdポイントがたまる基本プランです。公式サイトでは、電気料金をdカードで支払う場合、すべての電力エリアで100円(税抜)につき1%から最大2%のdポイント還元と案内されています。
Basicは、Greenの月額加算を避けたい家庭や、電気使用量がそれほど多くない家庭で比べやすいプランです。ポイント還元を受けたいけれど、毎月の固定的な上乗せは抑えたい場合に基準になります。
Greenは月額500円と還元率の差を見る
ドコモでんき Greenは、Basicに月額500円を加えることでポイント還元率が上がるプランです。公式サイトでは、ドコモ回線契約者が電気料金をdカードで支払う場合、エリアによって4%から最大20%の還元が案内されています。
Greenは、非化石証書を使ってCO2排出量実質ゼロを実現する旨も公式サイトに記載されています。環境価値を重視する家庭では魅力がありますが、料金比較では月額500円の追加負担と還元額を分けて見ます。
還元対象外の費用を忘れない
公式サイトでは、ポイント還元の対象は税抜き金額の基本料金または最低料金と電力量料金とされています。燃料費等調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金は対象外です。
| 項目 | Basic | Green |
|---|---|---|
| 月額加算 | なし | Basicに500円/月を加算 |
| ポイント還元 | 1%から最大2% | エリアや条件により4%から最大20% |
| 環境価値 | 通常プラン | 非化石証書により実質CO2排出量ゼロと案内 |
| 向きやすい家庭 | 使用量が少ない、固定費を抑えたい | 使用量が多い、dカードや対象回線を使う |
BasicとGreenを選ぶ前に見る家庭条件
月別使用量で500円の差を見る
Greenの月額500円は、毎月の電気使用量が少ない家庭では重く感じやすい費用です。春や秋の使用量が少ない月だけでなく、夏と冬の多い月、年間合計を並べると、還元率の差がどれくらい効くか見えやすくなります。
検針票や現在の電力会社のマイページで、契約アンペア、月別kWh、現プラン名、支払い方法を控えておきましょう。特にオール電化や在宅時間が長い家庭では、時間帯別の使い方も料金差に影響します。
dカードとドコモ回線の条件を見る
dポイント還元率は、dカードの種類やドコモ回線の対象料金プランで変わります。dカード PLATINUM、dカード GOLD、dカード GOLD Uには年会費や審査があるため、電気料金の還元率だけでカードを選ぶのは早計です。
ポイント還元は魅力ですが、カード年会費や普段のdポイント利用まで含めて比べると無理がありません。
ドコモ MAXなど対象プランとの組み合わせや、ドコモ ガスとのセットで還元率が変わる場合もあります。2026年5月18日時点の公式サイトでは、ガスセットで電気のポイント還元率が2%上がる案内もありますが、対象条件は申込前に公式ページで照合してください。
対応エリアと申し込み条件

沖縄電力エリアと一部離島は対象外
公式サイトの対応エリアページでは、ドコモでんきは沖縄電力エリア全域および離島等を除く日本全国で利用できると案内されています。北海道、東北、東京、北陸、中国、九州の一部離島も対象外として列挙されています。
同じ都道府県でも、住所や供給地点によって申し込み可否が変わる場合があります。引っ越し先や離島の契約では、郵便番号だけで判断せず、供給地点特定番号を使って公式の申込画面で照合するのが堅実です。
申し込み前に用意したい情報
申し込み時は、現在の契約情報が必要になります。供給地点特定番号、お客さま番号、契約名義、現プラン名、契約アンペア、月別使用量、支払い方法を先にそろえると、料金比較と手続きが進めやすくなります。
対象エリア、ポイント還元、キャンペーンは変わる場合があります。電力契約は住所と契約条件に紐づくため、申込前は公式サイトの最新条件で照合してください。
向いているケースと慎重に見たいケース
dポイントを日常的に使う家庭
ドコモでんきが候補に入りやすいのは、dポイントを日常的に使っている家庭です。電気料金の支払いでたまったポイントを、携帯料金、買い物、dポイント加盟店で使う流れがあるなら、還元を家計に戻しやすくなります。
ドコモ回線やdカードをすでに使っている家庭では、追加で新しい経済圏を作らずに光熱費をまとめやすい点も比較材料になります。マイページやアプリで料金や獲得ポイントを見られるため、毎月の推移を追いやすいのも特徴です。
使用量が少ない家庭はBasicを基準にする
一人暮らしや日中不在が多い家庭では、Greenの月額500円をポイント差で回収しにくい場合があります。まずBasicで現在の電力会社と比べ、そのうえでGreenの還元率差を試算すると過度な期待を避けられます。
セット割が強い家庭は総額で見る
現在の電力会社でガスセット、スマホセット、長期特典、クレジットカード特典を受けている家庭は、電気代だけを切り出さずに総額で比べます。元の契約で失うポイントや割引があると、見かけの差額と実際の負担がずれることがあります。
| 家庭条件 | 見方 |
|---|---|
| dポイントをよく使う | 電気料金からポイントをためる価値が出やすい |
| dカード GOLD / PLATINUMを使う | 年会費と還元額を合わせて見る |
| 電気使用量が多い | Greenの還元率差を年間で試算する |
| 使用量が少ない | Basicを基準に固定費を抑える |
| 現在セット割がある | 電気以外の割引減少も表に入れる |
他の電力サービスと比べるポイント

ポイント経済圏で比べる
ドコモでんきは、dポイントを軸に見ると特徴が分かりやすいサービスです。楽天ポイントを重視するなら楽天でんき、携帯キャリア系で横並びに見るならauでんきやおうちでんきも候補に入ります。
同じ「ポイントがたまる」サービスでも、ポイントの種類、支払い条件、対象外費用、還元率の上限、キャンペーン条件は異なります。普段使わないポイントがたまっても家計に戻しにくいため、使いやすさまで含めて見比べましょう。
市場連動型やガスセットとも比べる
電気代の単価変動を意識するならLooopでんきのような市場連動型、都市ガスとのまとめやすさを見るなら東京ガスの電気も比較対象になります。
市場連動型は料金が下がる可能性だけでなく、上がるリスクもあります。ガスセットは割引や請求管理が分かりやすい一方、ガス契約を含めた条件が絡みます。ドコモでんきはポイント還元型として、これらとは別の軸で比べると位置づけが明確です。
サービス名だけで選ばず、ポイント、料金変動、ガスセット、支払い方法を同じ表で比べると迷いにくくなります。
申し込みから利用開始までの流れ
契約状況を整理して申し込む
公式サイトのお申込みの流れでは、電気・ガスの契約状況を確認し、Webまたは電話から申し込み、SMSの通知日から利用開始という流れが示されています。来店不要で手続きを進められる点は、忙しい家庭でも扱いやすいところです。
- 1契約情報をそろえる
供給地点特定番号、お客さま番号、契約名義、月別使用量を用意します。
- 2公式サイトで条件を照合する
対象エリア、Basic / Green、ポイント還元、支払い方法を見比べます。
- 3Webまたは電話で申し込む
申込後は通知内容を保管し、利用開始日を家計管理に反映します。
- 4利用開始後に明細を見る
初回請求で電力量料金、調整額、ポイント付与を分けて確認します。
解約金は不要と案内されている
公式FAQでは、ドコモでんきの解約金は不要と案内されています。ただし、現在契約中の電力会社側でキャンペーンやセット割を受けている場合、その特典がどう変わるかは別の話です。
解約金がないことだけで決めるのではなく、乗り換え前後のポイント、ガス契約、スマホ料金、支払い方法の変化を並べておくと、あとから「思ったより差がない」となりにくくなります。
申し込み前の注意点
キャンペーンは固定条件として扱わない
ドコモでんきにはキャンペーン案内がありますが、内容や対象期間は変わる場合があります。キャンペーンで得られる一時的なポイントと、毎月の電気料金・還元条件は分けて見ましょう。
節約額を保証する見方は避ける
電気代は、使用量、地域、契約アンペア、季節、燃料費等調整額で変わります。ドコモでんきを選べば電気代が一定額下がる、という見方はできません。検針票をもとに、同じ使用量で比べる姿勢が大切です。
最後は、現在の請求総額、還元対象になる料金、対象外費用、カード年会費、ガスやスマホの割引変化を1枚の表にまとめると、乗り換え判断がぶれにくくなります。
よくある質問
- ドコモ回線がなくてもドコモでんきに申し込めますか?
- dアカウントがあれば申し込める案内があります。ただし、ポイント還元率はドコモ回線の契約状況や対象料金プランで変わるため、回線なしの場合は公式サイトで条件を照合してください。
- GreenはBasicより得になることがありますか?
- 家庭条件によって変わります。Greenには月額500円の追加があり、ポイント還元率はエリア、カード、回線、ガスセット条件で変わります。月別使用量と還元対象外費用を含めて比べましょう。
- 燃料費等調整額や再エネ賦課金にもポイントは付きますか?
- 公式サイトでは、ポイント還元の対象は税抜き金額の基本料金または最低料金と電力量料金で、燃料費等調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金は対象外と記載されています。
- 乗り換えると停電しやすくなりますか?
- 公式サイトでは、今までと同じ送電網で提供されるため地域の電力会社と同じ品質である旨が説明されています。停電リスクは契約先だけで単純に変わるものではありません。
まとめ|ドコモでんきはポイント条件と使用量を並べて選ぶ
ドコモでんきは、dポイントを日常的に使う家庭、dカードや対象ドコモ回線をすでに使っている家庭、電気料金をアプリやマイページで管理したい家庭にとって比較しやすいサービスです。特にBasicとGreenの違いは、月額500円とポイント還元率の差で整理すると分かりやすくなります。
一方で、燃料費等調整額や再エネ賦課金はポイント還元対象外です。Greenの環境価値、ガスセット、カード年会費、現在の電力会社の特典も含めて比べる必要があります。2026年5月18日時点の公式情報では条件が細かく分かれているため、申し込み前は公式サイトで自宅の条件を入れて見直しましょう。

